第四想庫では、木をたくさん扱います。
木造住宅が好きでしょ?とか、
コンクリート嫌いですか?とか、
よく聞かれるんですが、
価値観や経済活動のスタイルって、いろいろむずかしいと感じているところです。
木をよく使う建築家がいますよね?
法的制限などで、ガチガチに不燃化されていたり、
防腐剤にどっぷり漬けられたり(注入や)、
土に還りにくくはなってるんですよね。
最新技術をつかえば、木を高圧で流動成型できたりする
らしいんですが、樹脂で固めまくって、いよいよ分解するには
億年ですまないかも知れないですしね。

コンクリートはコンクリートで、
50年100年すると、巨大な廃棄物になってそうですし、
近年の木造住宅って寿命短そうじゃないですか。
おおむかしの日本の木造建築は、数百年もって、万が一
朽ち果てたら、素直に土に還ってくれる。
理想的ですばらしいですよね。
ただ、次の樹木が育つまで建て替え禁止ね、って法律が
あったとして、なかなか厳しい生き方になりますよね。
しかも、神話の世界の人達や豪族のはなしで、一般庶民
には、そんな立派な木造建築は無理だったでしょうからね。
どうだったんですかね。
北欧かどっかの誰かがSDGsって声高に言ってて、
でも、服着て靴履いて、やっぱエネルギー使って機械使って
生きてるんですもんね。
洞窟に住んで、けものの皮を来て、それで暮らしていけるん
ならSDGsって声高に叫んでもいいと思いますけど。
今後一層科学技術が進んで、ナノセルロースとかじゃなく、
ドラえもんの世界の技術ができたら、なんとかなるかも知れ
ませんね。
むずかしいむずかしいばっかり言ってられないので、なにか
ポジティブな案をださないと。なんかないですか?
そういう観点から発想したのが、第四想庫の考え方で
あり、「想ひ出家具」や「資源再編家具」などを活用し
ていくことで、土に還しやすくしたりして、地球や自然、
そして宇宙全体をアシストしましょ、っていう話しなのです
よ。人間ができることって、こんくらいじゃないですか。
いろいろ強引にやるのは、傲慢な考えなような気がします。